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From: KIMURA Takashi 
Date: Fri, 23 Jan 2004 08:37:17 +0900 (JST)
Subj: [WS] 掲示板を止めます。

日記を始めたので,この掲示板の更新を止めます。 伝言等は伝言板の方へ。 傍見 / 木村


From: KIMURA Takashi Date: Thu, 04 Dec 2003 02:52:35 +0900 (JST) Subj: Blog

@NIFTYでブログができるようになったので試しにやってみる。 「かたわらカメラノメ的なこともできるので、しばらくカメ ラはそちらでやってみよう。 傍見頼路


From: "Takashi KIMURA" Date: Tue, 2 Dec 2003 22:43:05 +0900 Subj: 今日

姪っ子が産まれた。 名実ともにおぢさんである。


From: "Takashi KIMURA" Date: Wed, 12 Nov 2003 21:06:43 +0900 Subj: 原本は

Isaac Asimov's Book of Facts というらしい。


From: "Takashi KIMURA" Date: Wed, 12 Nov 2003 20:45:43 +0900 Subj: ちなみに正しくは

「人間は知識を貯えることにより快感に浸れる生物である」 (アシモフの雑学コレクション) これは星新一が編集したので原著はまた別。 傍見頼路


From: KIMURA Takashi Date: Fri, 07 Nov 2003 02:23:27 +0900 (JST) Subj: ボケとツッコミと漫才

■ボケは間違ったことを言いつっこみはそれを説明する。 ■漫才ブームの頃、ビートたけしはツッコミでキヨシがボケ、紳助がツッコミ で竜介がボケと言われているが、言葉の正確な定義と漫才の形式論から言うと 間違いである。 ■ただ漫才ブームの時の異常な社会状況の文脈で見ると、やっぱりビートきよ しがボケだった。 たけし「赤信号みんなでわたれば恐くない」 きよし「やめなさい、そんなこというの」 確かにたけしは間違ったことを言って(ボケ)、それをきよしが常識で訂正(つっ こみ)しているが、あのときの私を含む観客は、たけしを時代につっこむ本音 の「正論」とし、きよしを時代についてこれず昔の常識にとらわれて間違って いる「ボケ」と見做した。 同じような暴走ー諌め型でも、のりおよしおは、のりおが言っていることが明 らかに間違いなので、のりおがボケでよしおが突っ込みであり、こちらは逆転 が起きなかった。人生行朗行方幸子みたいなものだ。 暴言が正論となるような異常な社会状況が、ボケとツッコミが捻じ繰り返える ような混乱を生じ、その捻じれのエネルギーが件のマンザイブームを産んだの ではないか。 ■面白いのが、ボケとツッコミの逆転が起きたコンビは、すぐに解散し、「ツッ コミ」がピンで、素人やTV相手の本当のツッコミ役に皆がなっていること。 ■中川家の漫才は、礼二がまともなことを言って、剛が間違ったツッコミを入 れ(だからボケになる)てそれを礼二がツッコムという、よくみると斬新なパター ンなのだ。


From: KIMURA Takashi Date: Fri, 07 Nov 2003 02:04:05 +0900 (JST) Subj: 二重拘束についてのメモ

■ダブルバインドの要因(抜粋) 「魔女ランダ考」(中村雄二郎)より 1 第1次の禁止命令 (明示的) 2 抽象的なレベルで最初の禁止と衝突する第2次禁止命令(非言語的手段で伝達) 3 被害者がその場から逃れるのを禁ずる第3次の禁止命令 (被害者にとって事実上逃れる可能性は最初から断たれている) ■ダブルバインドと文化 ダブルバインドは乖離性人格障碍を引き起こすこともあるほど強烈なストレス を被害者に与えるにもかかわらず、人間をダブルバインド状況に引き摺り込む 仕掛は、文化にとって必須ともおもえるくらい普遍的に存在する。 魔女ランダ考では、成人イニシエーションの儀式において、子供をダブルバイ ンドに追い込み、それを解決する方法を暗示し、こどもがそれに従って適合的 に行動することで大人になる、という例が挙げられている。 現代では例えばミニスカートなど女性は挑発的な服装をするが、その挑発に乗 るのは犯罪だが、挑発に全く乗らないのは失礼という二重拘束を男性に仕掛け、 それに対して適合的に反応できる者が、文化的に高尚な者という評価を受ける。 そしてその挑発(たとえばほとんど下着のような女性の服装の流行)も、その禁 止(たとえばセクハラという概念)も年々過激化し、二重拘束は先鋭化する。 禅の公案は、弟子をダブルバインドに落し入れ、その解決の仕方(大くは自明 と思い込んでいる第3次の禁止命令の解除)を自覚させる。またダブルバインド は仏教で言う"輪廻の小車"が生じる状況そのままであり、仏教という文化の目 的の1つは、輪廻からの解脱である。 「パンツをはいた猿」で言われるとおり、人間はタブーを作り、欲望とタブー の二重拘束状況を作った上で、タブーを犯すことで快楽を増幅している。ここ でも二重拘束は、文化を構成する基本的な装置となっている。 二重拘束は、文化を、すなわち人間を考える上でかなり重要な要素なのじゃな いだろうか。「精神分裂」の発症が類人猿と人間を分けたという説もある。


From: "Takashi KIMURA" Date: Mon, 13 Oct 2003 19:33:50 +0900 Subj: メモ

■電車が止るほどの大雨のなか東大駒場Gでラグビーの試合。代掻の水田みたいなグラウンドがかえって気持ち善し。 ■渋谷のフレッシュネスバーガーでスパムサンドを見つける。とりあえず試す。味はまあまあだが、やはりあとから喉が渇く。 ■映画『サンダーパンツ』@渋谷シネアミューズ 下らなくて最高!最後までふざけることなくつっぱしるのはさすが英国喜劇。


From: 傍見頼路 Date: Sat, 11 Oct 2003 12:58:13 +0900 (JST) Subj: 掲示板の異動について

傍見です。
ここの実験も一段落つきましたので、伝言板としての実験は終りにします。

新しい伝言番はこちら http://hpmboard1.nifty.com/cgi-bin/bbs_by_date.cgi?user_id=MGG03602 です。 今後はここは私以外は発言できなくして、 メモとか日記なんかに使っていくつもりです。

ではまたよろしうに。


From: KIMURA Takashi <wackie@mbb.nifty.ne.jp> Date: Sun, 11 May 2003 01:49:48 +0900 (JST) Subj: [WS] GW明けに詠める

夏来たる もわんの中を歩いてく 頼路


From: KIMURA Takashi <wackie@mbb.nifty.ne.jp> Date: Wed, 07 May 2003 01:48:02 +0900 (JST) Subj: [WS] 笑芸に関するいくつかの考察

告知し忘れてましたが、5月5日にコミティア64に参加してました。 考察I~IIIの合本と新作の考察IV。3名の方にお買上頂きました。感謝。 IVで書いたのは、「落語は連のゲームから出てきた話」と「落語の語り手、聴 き手の関係を表す方程式の文法」。これだけ独立して見ると内容が無いテーマ なのだが、これから書きたいことのポイントとなるのでどうしても書きたかっ たのだ。 方程式整理していて分かったのだが、方程式の要素、演劇的仮面という視点で 整理すると、歌と劇とハナシの関係がこの式で簡便に表記できるのだ。そして 歌とハナシの位置が見えると、さだまさしのMC、寄席の色物、ミュージカル、 音曲漫才、聖期魔IIに対するタモリのつっこみの相互の位置関係が整理できそ う。考察Vはこの辺が中心となりそうです。これだけを聞いても何だかわけが 判らないだろうが(笑) それから暉峻康隆の『落語の年輪』をインターネットの古本屋で、定価以下で 入手してしましました。これは凄いや。落語の歴史を編年体でことこまかに記 述してある。よくできている。やや謎だった講談と落語の関係にも言及してあ る。このあたり整理したい。 ちなみに、この先生、例の「女子大生亡国論」で物議をかもした先生やったそ うな。意外な。 木村 / 傍見


From: KIMURA Takashi <wackie@mbb.nifty.ne.jp> Date: Mon, 24 Feb 2003 23:25:35 +0900 (JST) Subj: [WS] 笑芸の周辺

■大友 浩 「小沢昭一の『唐来参和』(4)」東京かわら版 15年2月 つまり、台詞が生き生きとしてりるということは、こういうことなのである。 あらかじめ書かれ決められた台詞であっても、あたかも今はじめてそこで発っ せられること。ことばが、その都度その場で生れている(ように見える)こと。 それが生き生きとしているということなのである。 演劇の目で見た台詞の評価基準の言明ですな。演出というより演者の演技とし てのメモ。 傍見頼路


From: KIMURA Takashi <wackie@mbb.nifty.ne.jp> Date: Wed, 19 Feb 2003 22:58:05 +0900 (JST) Subj: [WS] コミティア63

コミティア63[2003年2月23日(日)@東京ビッグサイト]に 路傍亭(F20b)で参加します。藤井ひまわりさんの隣です。 笑芸評論です。新刊あり枡。 傍見頼路


From: KIMURA Takashi <wackie@mbb.nifty.ne.jp> Date: Fri, 03 Jan 2003 23:46:11 +0900 (JST) Subj: [WS] 2002年に見た映画

■2002年に見た映画 ラットレース アメリ コンセント ヒューマンネイチャア モンスターズインク カラーオブライフ WXIII パトレイバー クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ戦国大作戦 バーバー ドリアン ドリアン スパイダーマン 穴 少林サッカー 食神 東京エロチカ ノーマンズランド MIB2 ラッキーブレイク ケンタッキーフライドムービー(リバイバル) SPY N ノンストップガール 悪魔の毒毒モンスター 新世紀絶叫バトル オースチンパワーズ ゴールドメンバー リターナー DRIVE 竜馬の妻とその夫と愛人 理髪店主のかなしみ 火山高 -計28本- わりと節操なく観てました。 傍見頼路


From: KIMURA Takashi <wackie@mbb.nifty.ne.jp> Date: Thu, 21 Nov 2002 09:01:56 +0900 (JST) Subj: [WS]

このRIMNETのホストが攻撃を受けているらしくて一部機能の制限を受けていま す。それに伴い設定等の管理が困難となりましたので、WACKIE SYSYTEMのうち メールWWWに関する機能を一時停止します。復帰の目途はついていません。 メールBBSも一時停止していましたが昨日より復帰しました。 木村 / 傍見


From: KIMURA Takashi <wackie@mbb.nifty.ne.jp> Date: Tue, 05 Nov 2002 00:24:11 +0900 (JST) Subj: [WS] コミティア62

コミティア62[2002年11月17日(日)@東京ビッグサイト]に 路傍亭(O49a)で参加します。笑芸評論です。新刊あり枡。 傍見頼路


From: KIMURA Takashi <wackie@mbb.nifty.ne.jp> Date: Fri, 16 Aug 2002 06:07:28 +0900 (JST) Subj: [WS] 彦八まつりオフ会

■彦八まつりオフ 上方落語家が集まってファンと楽しむ「彦八まつり」の季節が来ました。 今年も皆で集まって楽みませんか。 今年の彦八まつりの内容は以下の通り ●第12回 彦八まつり 日時:2002年8月31日(土)11時~9月1日(日)20時頃 場所:大阪 生国魂神社 地下鉄 谷町九丁目駅 南へ徒歩3分 出し物: 奉納落語(両日とも14時、17時開演) 落語家の屋台 落語家バンド(ヒロポンズ・ハイ他) 生玉の冨 等々 詳細は上方落語協会 http://plaza5.mbn.or.jp/~kamigatarakugo/ ●オフ会 集合時間:31日13時 集合場所:生国魂神社鳥居下 予 定:初日の昼の奉納落語見て、屋台をひやかして、ヒロポンズ・ハイかな。 ちなみに私は都合で初日は11時の開始時から居てますんで早くこられるひとは 早めに合流しましょう。 ●参加表明は 傍見へメール(26日以降はなるべくwackie@jp-k.ne.jp宛でお願いします。) 傍見が出入りする掲示板に書く 当日突然参加する、などしてくらはい。 傍見頼路 / 木村 敬


From: KIMURA Takashi <wackie@mbb.nifty.ne.jp> Date: Sat, 08 Jun 2002 20:17:29 +0900 (JST) Subj: [WS] Re: 寄席オフ

くだんの末広亭昼席、中入前には9割近い入りで、若いカップルも4、5組みか けて、思った以上に盛況でした。 内容はいきなり代演で東京ボーイズ(!)が出て来たり、柳昇は今日もやっぱり 柳昇やったし、漫才のWモアモアが受けてしまったり(笑),トリの遊三の妙 に色気のある「悋気の…」調子に乗ってたよなあ。満足しました。 2次会の例の奄美屋をはねた後、目の前の通りで花園神社の祭の流れの宴会やっ てたのに合流したのはおもろかったね。そのあとのヘベレケは御愛敬というこ とで。 うん、寄席は良いよ。 傍見 / 木村


From: KIMURA Takashi <wackie@mbb.nifty.ne.jp> Date: Fri, 24 May 2002 07:04:25 +0900 (JST) Subj: [WS] 寄席を見る会

ええっと直前ですが、25日(土)の寄席を見る会は、新宿末広亭昼席を観に、 現地12時集合でっす。 木村 / 傍見


From: KIMURA Takashi <wackie@mbb.nifty.ne.jp> Date: Sun, 12 May 2002 08:47:22 +0900 (JST) Subj: [WS] イベント

■いくつかイベントの告知です。
木村 / 傍見頼路

From: KIMURA Takashi <wackie@mbb.nifty.ne.jp> Date: Sat, 06 Apr 2002 13:01:48 +0900 (JST) Subj: [WS] サイトの更新

久々にサイトに新しいページを追加しました。 今回は「LISPのささやき」です。 LispでニフティのRTCのアダプタを作ってみました。 あと、羅列の呂律にチョット追加があります。 傍見 / 木村


From: KIMURA Takashi <wackie@mbb.nifty.ne.jp> Date: Sun, 10 Mar 2002 10:04:03 +0900 (JST) Subj: [WS] 笑いのカフェ 東京

■笑いのカフェ 東京編の宣伝す。 「笑いのカフェ・東京編」  3/17(日)15:00~ 東京・高円寺にて行います。参加を希望される方は KHB05276@nifty.ne.jに メールをお送り下さい。開催場所や詳細をお送り致します。 元記事はこちら 私も行きますので、私の方に連絡いただいても結構です。 傍見頼路 / 木村


From: KIMURA Takashi <wackie@mbb.nifty.ne.jp> Date: Mon, 12 Nov 2001 23:53:10 +0900 Subj: [WS] 酉の市見せ物小屋オフ

肝心の自分の所で宣伝するのを忘れてた。 ■今年は、11月に酉の日が3回あり(6,18,30日)、二の酉が日曜日にあたるの で、18日(日)にオフをします。目当ては、毎年新宿・花園神社に出る「見世 物小屋」、最近しょぼくなったとか、蛇娘しかやっていないという噂もありま すが、とりあえず続いているようです。話は聞くし、興味はあるけどまだ言っ たことがないあなた、山の手の上流家庭で、お酉様など行ってはいけないと言 われて育ったあなた、これを逃すと今年が最後かもしれない。 11月18日(日) 16時 新宿花園神社境内の参拝する階段の上        -19時 ぶらぶらとお酉様見物        その後  新宿二丁目辺りで食事、物見遊山 ■見世物小屋は深夜までノンストップでやってますので、それを見た後、熊手 や屋台を冷やかし(買っても良いけど)、適宜新宿2丁目に移って食事などす る予定です。 ■参加したいひとはオフ終了までに、合流すること(笑) 傍見頼路 / 木村


From: KIMURA Takashi <wackie@mbb.nifty.ne.jp> Date: Tue, 06 Nov 2001 22:33:34 +0900 Subj: [WS] 紹介サイト

本日、なにげに自分のアドレスで検索を掛けたら、奇特にもここを紹介してい るサイトを2つも見つけてしまった。URLは以下の通り http://dir.biglobe.ne.jp/dir/182180/182463/176952/176955/186962/index4.html http://www.galleryzuo.com/link/methods.html ビッグローブの方は、エッセイのカテゴリーで言葉にまつわり都々逸とか短歌 とか、という紹介。下は芸術技術の掲示板として紹介。どちらも、まあ、当ら ずといえども遠からずといったところか。他人が分類するとこうなるんやなあ。 傍見頼路


From: KIMURA Takashi <kimura@aric.or.jp> Date: Fri, 2 Nov 2001 13:24:12 +0900 Subj: [WS] WanderLand

仕事関係の宣伝です。 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ここから 「ふるさとの水と土体験展~五感で遊ぶワンダーランド“秋の収穫祭”~」開催のご案内 ■日時と場所  平成13年10月30日(火)~11月4日(日)10時~19時         日本橋三越本店 7階催し物会場 ■主な会場のご案内 ①水が育む田んぼの世界  春・夏・秋の田んぼの様子を再現します。田んぼの中から聞こえてく る生き物たちの鳴き声に耳を傾けてみましょう。 ②里山の民家  軒先と縁側を再現します。軒下には干し柿や干し大根が下がり、深ま る秋の風情を演出します。 ③ミクロの美術館  普段見ることのできない自然界のミクロの世界を覗いてみましょう。 ④田んぼの水族館・虫の目の宇宙  ふるさとの田んぼや小川に棲む生き物を展示します。また、虫の目か ら見た不思議な世界が広がります。 ⑤ゆめだかの池  メダカの泳ぐ姿はなつかしいふるさとの風景。そーっと覗いて見て下 さい。 ⑥親子で楽しむ工作教室~ワークショップ~  ふるさとの素材を使ってわら草履づくりに挑戦します。  ⑦ミニステージ  和楽器による「ふるさとの音風景コンサート」や太鼓を交えた「収穫 の祭」など、ふるさとの郷愁を誘います。 ⑧「ふるさとの田んぼと水」子ども絵画展2001  全国の子供たちから募集した「ふるさとの田んぼと水」の入賞作品を 展示します。合わせて授賞式を11月3日(土)に会場にて行います。   また、10月22日(月)より三越地下鉄コンコース「夢ロード」 で入選作品を展示します。  その他にもいろいろな展示やイベントを用意しています。皆さんのご 来場をお待ちしております。 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ここまで


From: KIMURA Takashi <wackie@mbb.nifty.ne.jp> Date: Sun, 14 Oct 2001 22:58:07 +0900 Subj: [WS] 男性とロボット

■以前みうらさんとの雑談の中で『女性原理を端的に表すキーワードは「共 感」』という説が出てきた。私はこれは非常に当を得ていると思う。男性原理 は、だから、共感の対語と言える。ただ良い言葉が思いつかないので、ここで は仮に「理屈」としてみよう。否定表現で良いなら「共感の欠如」でも良いか もしれない。 ■例えば、子どもがコケた時の(半分ウソの)泣き姿に、嘘だろうとつっこみを 入れてしまう父親と、「痛かったのね~」とまず子どもに共感する母親の姿に 端的に表われている。岡田斗司夫が「フロン」で示した、男性は天下国家しか 語らない論と通じているとも思う。 ■ところで、今書店にあるSFマガジンの11月号の人間型ロボットの特集に、 フィリップ=K= ディックが人間とロボットの違いについて、『人間には他人の 気持を推し量れる「共感」という力があるが、ロボットにはそれがない。』と 主張しているという記事があった。理論や判断はロボットでも出来るが、感情、 そえも他人の感情に共感する力はロボットは持ちえないという説は、これも非 常に納得できるものあがる。 ■ところが、この主張と、前述の説を総合して考えるとどうなるか。この社会 の男性原理的なモノはロボットで代替可能であるということになる。日本の社 会はほとんど男性原理で動いていると言われているから、日本の社会はほとん どロボットで代替可能ということになってしまう。 ■これは由々しき結論だ、と思いそうになったが、良く考えれば、既にロボッ トみたいな奴等はまわりに一杯いるのであった。 ■今回は何故か宮沢章夫みたいな文体になってしまった。 傍見頼路 / 木村 敬


From: SANAI Keijiro <SGM02522@nifty.ne.jp> Date: Thu, 28 Jun 2001 23:43:16 +0900 Subj: [GET][WS]誰でもいつか死ぬ

町医者に紹介されて大きな病院に行ったら、わたしよりひと回りは若そ うに見える女医が、CTスキャンの画像を見ながら面倒臭そうに「放って おくと死にます」と言った。即、入院して手術である。世の中では珍しく もない話なのかもしれないが、わたしにとってはたいへん珍しい。大いに 驚いた。 最近は毎年のように同級生や後輩が何人か死ぬのだが、自分が死ぬこと はあんまり考えてナイ。マジメに考えたのは、たぶん初めてだと思う。 描きたい絵はいっぱいあるのだが、テクニックが足りないので今はまだ 描けない。腐るほどたくさんあるアイデアの中から、その時どきの技量で 描けるものを描いている。おおむね自分にとって重要なアイデアほど要求 される技術水準も高いのだが、困ったことに、今でも少しずつ絵がうまく なっている、と思う。 自分にとって重要な絵ほど、もっとうまくなってから描きたいわけで、 制作をどんどん先に延ばすことになる。もし死ぬなら、その前にこれだけ は描いておきたい、とゆー絵が確かにあるのだが、いつか描こうと思って るうちに死んだら描けない。したがって、自分が死ぬ時期が前もって示さ れるとゆーのは、絵描きにとっては非常にラッキーなことだと思う。 で、入院の前日も、いつもの通りアトリエに転がってる花瓶や茶碗やテ キトーな物を机に並べて、技術の向上を目指すだけの公開する気のないつ まらない絵を描いていた。まだすぐに死ぬと決まったワケじゃナイからで ある。 わたしの頭の中にある最高傑作が人目に触れることはナイだろうな、と 思う。死ぬ直前まで自分が死ぬなんてことを本気で考えたりはしないだろ うし、初めてマジメに考えたとゆーのも、たぶんウソなのである。 手術が終わって病棟内を歩き回れるようになっても、個室のベッドから 1歩も動かず、運ばれてくるものを残さず食べて、毎日ぼーっとして、点 滴の管が入ってる左手を描いたりしてたら、退院してから自宅の階段の昇 り降りが面倒になるくらい足腰が弱っていることに気がついた。当たり前 か。 手術で切り取ったものをよく調べてもらったら、「放っておけば死ぬ」 ほどアブナイものではなかったらしい。まだ飲酒のお許しは出ていない。 suneye@mscom.or.jp http://www.mscom.or.jp/~suneye/ 佐内啓二郎


From: KIMURA Takashi <wackie@mbb.nifty.ne.jp> Date: Thu, 03 May 2001 11:05:49 +0900 Subj: [WS] 定例オフの告知

月1回定例オフをやってますんで、ちょっと告知をば。 毎月第3木曜日の定例コメディオフ東京コメディストア『ボードビルナイト』 を観るです。参加表明不要。集れる人が集まって楽しもうというユルユルなオ フです。通常、QPハニーと私(傍見)がいてます。 次回、5月17日は、第1部がボードビルで、現在、出演が決ってるのが、まこ とというストリートパフォーマ。あと2、3組は出演すると思います。 第2部が、がらくたエキサイトシアターの即興。観客から貰ったテーマで 即興劇をしあげていきます。これも結構楽しおます。 日付:毎週木曜日(第1第3は日本語、第2第4は英語) 定例は第3週の『ボードビルナイト』 時間:19時~ 22時ころまで。(開演は19:30) 場所:六本木Bar isn't it 六本木駅から外苑東通りを元防衛庁と反対側へ進んで最初の交差点を左へ、 2つ交差点を過ぎて、L字路の手前の右手。 料金:1DRINKつき1,500円 追加の食事も飲みものも1つ500円 (以下のサイトのプリントアウトを持ってくれば割引になります。) http://www.tokyocomedy.com/Japanese/index.htm 傍見頼路


From: SANAI Keijiro <SGM02522@nifty.ne.jp> Date: Mon, 30 Apr 2001 02:47:02 +0900 Subj: [GET][WS]別のナマナマしいもの

腐った人間の屍体から染み出した分泌液が硬化したものを砕いて顔料に するとか、生きている人間から採取した体液(主に血液やリンパ液、まれ に精液)で顔料を練って絵の具を作る、とゆーのは、ヨーロッパの古典絵 画技法ではわりとポピュラーなのだが、これらは耐久性に疑問があるため 現在では重要な画材であるとはみなされていない。したがって、たとえば mummy とゆー名の、どんな古典画法の技法書でも美術史的には一言は触れ ざるをえないほど、かつては重要だった画材も、今も販売している絵の具 メーカーは、わたしが知るかぎり、ナイ。 ってゆーかー。耐久性の問題以前に、単純に言ってキモチワルいので、 もし商品化しても好んで使う人はあんまりいないと思う。 動物の死骸から抽出したコラーゲンで顔料を練って絵の具を作るとゆー のも非常にポピュラーだが、ヨーロッパにおいては、やがて鶏卵(テンペ ラ)や植物油(油彩)の後塵を拝することになる。しかし、日本画の画材 は今でもこれである。 この世に存在する物質で画材になりうるよーなものは案外少ないので、 世界中どこでも似たような物を使って似たようなことをやってるわけであ る。 師匠がコテコテの近代洋画家なのに、美術史を遡りつつ古典古代の技法 へ迫らんとする過程で、不肖の弟子はかねがね日本画にも関心を持ってい た。日本画の道具は非常に洗練されていて、毛唐の野蛮な道具とは違って たいへん使いやすい。わたしは洋画の画材や手法で描くときにも洗練され た日本画の道具をよく使う。人前に晒すようなシロモノではないが、ヒソ カに日本画の画材を使って鉤勒(こうろく)だの没骨(もっこつ)だのと いった手法を駆使して描いた習作もないこたーナイのである。 最近アクリルで描いた絵を公開したときに、鉤勒で描いている部分があ るのを指摘してくれた人がいなかったのは残念だったが、漫画みたいだ、 と言ってくれた人が多かったので満足している。現在までの漫画の技法は すべて日本画の用語で言えば鉤勒なのである。直系の先祖の浮世絵が基本 的に鉤勒なのだからしかたがない。 鉤勒に対して、 もうひとつ重要な技法である没骨(附立 - つけたてと も言う)を使った漫画家は今のところいない、と思う。もちろん本人は意 識していないだろうが、池上遼一は没骨寸前まで行っているように見える のだが、これはまあ、余談。 しかしまあ、独学とゆーのは限界があるわけで、思い余って画壇に優秀 な門弟を多数輩出していることで評判の日本画家に電話してみた。 洋画家の弟子が日本画を習いたいと申し出ているわけで、そのへんは画 壇の習慣的にはいろいろと掟破りの部分もあるのだが、通すべきところに 話を通して出稽古みたいな形にしてもらった。勢いとゆーのは案外相手に も通じるもので、万事うまくいって、面識のない日本画家に会ってもらえ ることになったわけだ。こーゆーのを面倒だと思いはじめると日本で絵描 きとして生きていくのは辛くなるが、思いきり面倒だった。 日本画の作法に従って三つ指ついて挨拶して画室に入れてもらい、師匠 は上座で座布団に胡座、ガラス玉のような目をしたふたりの弟子は畳に正 座。弟子志望者は板の間で正座、とゆー態勢で神妙に話を聞いているうち に、これなら独学のほーがなんぼかマシじゃ、とゆー気がしてきた。この センセイ、直接話を聞いてみると、驚くほど不勉強なのである。 とゆーか、知識も技術も考えかたもある時点でスッパリ停止していて、 それ以降の日本画家たちの努力や成果にはまったく関心がないらしい、と 考えれば、老大家にはありがちなことだと納得できる気もする。が、わた しの結論は、こんな馬鹿に習うことなど何もない、とゆーものだ。生きた まま腐ってる人間は顔料にもならない。 六本木でブラームスを浴びて、全身にまとわりついていた不潔な言葉を 洗い流したのだが、サントリーホールの椅子は硬すぎると思う。板の間の 正座よりしんどい。 センセイが提示した月謝よりは少々お高いワインを2本飲んで帰った。 suneye@mscom.or.jp http://www.mscom.or.jp/~suneye/ 佐内啓二郎


From: SANAI Keijiro <SGM02522@nifty.ne.jp> Date: Fri, 06 Apr 2001 07:35:05 +0900 Subj: [WS]夢

自分が見た夢の風情や迫力は、いかように言葉を尽くしても伝わるもの ではない。だから、他人に夢の話をするのは、馬鹿げているとわたしは思 う。で、夢の話なんだが。 夜中に大汗かいて飛び起きる、とゆー夢のパターンが、わたしには2つ あって、これらのいずれかを見ると、もう1度同じ夢を見るのが怖くて眠 れない。ついさっき、そーゆー夢で目が覚めたので、ものすごく眠たいの だが、寝たくないから、ビールを飲みながら暇つぶしに書いている。 実に単純な夢なので、元来自己分析には無力であると言われる精神分析 学の手法を用いてすら、この夢の内容や、どーしてそーゆー夢を見るのか とゆー因果関係的な説明は、容易につく。原因がいかに明白で説明がつい ても、怖いものは怖いのだから、どーすることもできない。 昨夜ヘンな夢を見た、とゆー前置きで始まる他人の話は、つまらない。 ヘンな夢はたいがい精神分析学の教科書に載っている。 工場の昼休みに、高校を卒業したばかりの新入社員に、弁当を喰いなが ら、毎日昨夜見た夢の話を聞かせてもらっていたことがある。「仕事が終 わって帰ろうとすると、運送会社に就職している高校の先輩がトラックで 迎えに来てくれて、助手席に乗せてもらって家に帰った」という夢の話を してくれた。わたしがそれまでに聞いたことがない、最もスリリングな夢 である。 「ああ。髭を生やしてて、ちょっとキタナっぽい感じのする先輩ね。」 と応じたら、 「どどど、どーしてわかるんですか」 説明しておかないと彼女がまた別の夢の話をしてくれるかどうかわから ないくらい気味悪がってたし、治療が目的とかじゃなかったので、きっち り説明はした。 その後、夢占いと勘違いして他の女の子も話に加わってきて、いろんな サンプルを入手したけど、その後これほどすごい夢の話は聞いていない。 suneye@mscom.or.jp http://www.mscom.or.jp/~suneye/ 佐内啓二郎


From: SANAI Keijiro <SGM02522@nifty.ne.jp> Date: Tue, 03 Apr 2001 05:22:29 +0900 Subj: [GET][WS]ナマナマしいもの

プラスティネーション(水分を抜いて樹脂を流し込むことで臓器を固定 する手法)による人体標本の写真集を入手した。内容は美術解剖学の範囲 は逸脱しており、単なる趣味としか言えない。 横浜で3人展を観たら、出品者たちが主宰している画塾の講評会に招か れて、わたしが今までまったく経験したことがない指導法を目の当たりに した。描く絵もすごいが指導者としての能力も傑出している、とゆーよー なとんでもない人も世の中にはいるらしい。 閉会後の展覧会場に戻って、作者たちと酒盛りになった。いい絵に囲ま れて、描き手と酔っ払って話をするとゆーのは、たいへん贅沢だと思う。 夏ごろに出る某美術雑誌がわたしの絵を紹介してくれるらしい。ちょっ と嬉しい。 埼玉北西部でメチャ気味の悪い史跡に出くわした。 某芸大教授が上野動物園で死んだキリンの頭を貰い受けて、自宅に持ち 帰る途中で山手線が血だらけになったらしい。この教授、冷蔵庫に人間の 手を入れておいたために、知らずに開けた奥さんが家に帰って来なくなっ た、とゆー逸話でも知られている人だが、ホントは人体標本は自宅に持ち 帰ってはイケナイことになっているので、名前は出せない。 クロコダイルの鉄板焼にはシャブリのブランがよく合う。 ついに嫁さんが折れて、カラスの剥製の購入許可が出た。牛の骨はダメ だそうだが、いずれも絵の練習用としては非常にポピュラーである。実は 剥製購入許可を拡大解釈して、ドサクサまぎれにシュモクザメもほしいの だが、売ってるのを見たことがナイ。 SGM02522@nifty.ne.jp suneye@mscom.or.jp http://www.mscom.or.jp/~suneye/ 佐内啓二郎 suneye


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